大五産業ではこれまでに培ったノウハウを活かして、湖南六社会の一社としてミャンマーでの適正技術としての浄化槽を用いた水環境改善事業に参加しています。
湖南六社会による共同事業
ミャンマーにおける適正技術としての浄化槽を用いた水環境改善事業は、大五産業株式会社を窓口とした六社による共同事業です。
※株式会社近江美研は企画調査に参加。
- 大五産業株式会社
- 栗東総合産業株式会社
- 日映興業株式会社
- 株式会社奥村興業
- 株式会社近江美研
- 守山環整株式会社
水環境ビジネスの海外展開
滋賀県は、琵琶湖を擁しているという地理的特性から、水環境保全の取組が盛んであり、多岐にわたる企業の技術・ノウハウが蓄積しています。
中でも、逆浸透膜、ナノろ過膜で世界シェアの5割を占める大手企業をはじめ、地場産業のバルブから水質分析サービスなど幅広い分野で独自の優れた技術を持つ企業が集積しています。
このように、基幹産業である水ビジネスの分野において、日本国内で蓄積してきたノウハウを以て海外の水環境の改善に貢献することが県から奨励されています。
ミャンマーが抱える問題
ミャンマーは急速な経済発展と都市化の一方で、都市部でもインフラ整備が不十分で、特に下水処理システムは貧弱で、ミャンマー全体での下水道普及率は4%程度にとどまっており、近年環境汚染が深刻化しています。
そこで、琵琶湖の水環境改善に貢献してきた浄化槽の維持管理ノウハウをもつ六社が共同で、現地に適正な浄化槽維持管理技術を導入することで、効率的に水質汚濁負荷を低減し、同国の水質改善を目指します。
これまでの歩み
2013年6月9日から11日までと、2014年5月20日から23日までの2回にわたりミャンマー国(ヤンゴン管区)の現地視察を実施し、現地の水環境、水質調査・ヒヤリングを実施しました。
下水処理施設(流入側)簡易水質検査
下水処理施設(放流側)簡易水質検査
下水処理施設(放流側)簡易水質検査状況
既存浄化槽(大型合併浄化槽)設置状況等調査
既存浄化槽(小型合併浄化槽)設置状況等調査
既存浄化槽ヒヤリング調査
住民ヒヤリング調査
関係機関協議YCDC水衛生局